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野村 靖
Journal of Nuclear Science and Technology, 29(8), p.813 - 823, 1992/08
典型的な再処理施設をモデルにした高レベル廃液(HALW)貯蓄タンクにおける冷却能喪失事故に関する、事故シナリオの同定、フォールトツリー構築、及び解析の実施についてその結果を述べる。またモデル設計の変更によりシステムの信頼性が改善されることを考察した。モデルプラント・データ、基礎的な故障率データ、フォールトツリー解析コードFTLは、ドイツのNUKEM社から導入した。原研では、徹底的な検討・再評価の後、日本の施設に応用できるようにこれらを改良した。フォールトツリーを構築するため、一般に、また統一的に用いることのできる方法により、シナリオを見落としを防ぐようにし、全部で10個の考え得る事故シナリオを同定し、解析した結果、発生頻度の総和として90%信頼度で区間推定すると上記のドイツのモデルプラントについて(1.1~5.8)10/年が得られた。
野村 靖
Proc. of the CSNI Specialist Meeting on Safety and Risk Assessment in Fuel Cycle Facilities, p.414 - 426, 1991/00
再処理施設の高レベル廃液タンクの冷却能喪失事故を取り上げ、事故シナリオの想定、フォールトツリーの構築及びその解析を通して、従来この種の解析で問題となる「シナリオの紛失」、「混同したシナリオ」を除くことのできるひとつの方法を示した。解析に用いたモデルプラントの故障率などの基礎データ及び解析コードFTLは、ドイツのNUKEM社から導入したものである。また、モデルプラントについて想定される事故シナリオに対するフォールトツリー解析結果による事故発生確率を評価し、システム信頼性向上のためのひとつの設計改良案を示すと共に、高レベル廃液タンク冷却能喪失事故が設計基準事象として選定されるための要件、すなわち事故発生頻度及び事故影響の大きさについて考察した。